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 約100兆円の資産を運用する世界最大の政府系ファンド、ノルウェー政府年金基金が日本で不動産投資を始める。欧米の主要都市に続き、東京でオフィスビルを取得する。投資額は数千億になる可能性がある。同基金は不動産への資産配分を増やしており、オフィスビルの多い東京は長期運用に適していると判断した。東京の不動産取引の活性化につながりそうだ。不動産投資を担う事務所を都内に近く開く。オフィスビルを中心に有望な商業用不動産を探し、1~2年以内に購入する考えとみられる。   同基金は2011年に欧州で不動産投資を始め、米国のオフィスビルや物流施設も投資先に加えた。今後は東京やシンガポールでも物件を取得し、資産全体に占める不動産の比率を2.7%から5%に高める。」東京はオフィス需要の高まりで賃料が穏やかに上昇している。20年の東京五輪に向け商業用施設の再開発も加速する見通し。長期間にわたり安定した投資利回りが得られると判断したもようだ。 同基金は北海油田の収入を運用する。6月末の運用資産は約6兆9千億クローネで株式が6割強、債権が35%を占める。日本株ではソニーなど時価で約4兆8千億を保有し、存在感が際立つ。 海外から見ても東京の不動産はとても魅力的なようだ。まずは東京から不動産投資を始めてみてはいかがだろうか?