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国内最大級の不動産情報サイト「スーモ(http://suumo.jp/)」を運営する株式会社リクルート住まいカンパニーが、恒例の「SUUMO住みたい街ランキング」2018年度版を発表した。  関東版のランキングでは、横浜が初の第1位に輝いた。これまでの調査でも、横浜は常にランキング上位には入っていたが、1位に選ばれていたのは恵比寿や吉祥寺で、東京都内以外の駅が1位になるのは初めてのことだ。  横浜が一歩リードした背景の一つとして、県外在住者からの支持の高さがあげられる。恵比寿や吉祥寺が、地元である東京都在住者からの支持が全体の6割を超えているのに対して、横浜の支持者のうち、神奈川県民は5割強。県内在住者に限らず、幅広いエリアからの支持を集めている。 「住みたい街」として横浜を挙げた人の多くは、その理由として、圧倒的な交通利便性の良さや、商業施設の充実を挙げている。横横浜駅には、JRだけでも5路線、私鉄や地下鉄なども合わせれば10路線が乗り入れており、首都圏のどこに向かうにも便利なのは間違いない。また、逆方向の鎌倉まで約20分、空路の羽田空港へも20分強と、首都圏以外へのアクセスの起点としても申し分ない。こうした利便性の良さも、居住地を問わず人気を集めている理由の一つと言えるかもしれない。  そして、横浜のもう一つの勝因と言えそうなのが、幅広い世代からの支持だ。年代別の住みたい街ランキングを見てみると、20代、30代、40代のすべての年代で、横浜が1位を獲得している。恵比寿や吉祥寺も、どの年代でも支持が高めではあるものの、吉祥寺は20代からの支持が少し弱いなど、横浜と比べると支持には年代による差がみられる。  ランキングを総合的に見ると、横浜と同じように、都心まで20~30分圏内の中核都市が、近年、支持を伸ばしている。ランキング圏内でいえば、9位の大宮、21位の柏、22位の立川、26位の海老名あたりが、2016年から2017年のランキングでも大きくジャンプアップしている。 こうした中核都市にも、今後注目していきたい。