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東京都・神奈川県を中心に鉄道事業を営む小田急電鉄が、構想から半世紀、着工から30年をかけて取り組んできたのが代々木上原(東京都渋谷区)-登戸(川崎市)間11.7キロの複々線化だ。複々線化は線路を2本の複線から4本の複々線に増やすことで、各駅停車用と急行・特急用の線路を分けることができるため、列車の大幅な増発やスピードアップが可能になる。その工事もついに完成し、2018年3月17日より、新しいダイヤにより運行が開始となった。 平成28年度に東京圏の鉄道主要31区間中ワースト3位となる混雑率192%(体が触れあい、やや圧迫感のある状態)を記録した東京都世田谷区の世田谷代田-下北沢間は150%程度(新聞、雑誌を楽な姿勢で読むことができる状態)まで緩和するといい、新ダイヤのポイントは、混雑の大幅緩和、所要時間の短縮、都心方面へのダイレクトアクセス、座って通勤できる本数増の4つだ。快速急行が新たに停車する登戸、通勤準急が停車する千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵・狛江、始発が増える成城学園前・向ケ丘遊園など、利便性がこれまでと大きく変わり、小田急線沿線の人気は高まっていくだろう。 どの駅に注目すべきか、今後に期待したい。