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 三菱地所(株)は、同社が開発・所有する「丸の内ビルディング」が開業から15周年を迎えたことから、「丸の内再構築」による、まちの変化についてのデータを発表した。  現在の丸ビルは、「丸の内再構築」事業第1弾として、旧丸ビルを建て替え、2002年に竣工したもの。その後も07年の「新丸の内ビルディング」開業など、建物の再開発だけでなく、周辺地権者と共にエリアマネジメントを展開し、丸の内をビジネスに特化したまちから多様性のあるまちへ転換すべく再整備を図ってきた。  丸の内エリア全体では、延床面積は約542万平方メートルから800万平方メートルへ増床。事業所数は約3,500事業所から4,300事業所、従業者数は約23万人から28万人となり、それぞれ約1.2倍ずつ増加した。  また、来街者を広く迎え、まちを回遊できるような環境を創出するため、同社ビルに多彩な飲食店を誘致、店舗数を約280店舗から870店舗に増やし、メインストリートである「丸の内仲通り」の歩道拡張も実施。その結果、新たな人の流れが生まれるようになり、土日の歩行者数は約2.5倍に増加した。 「丸の内再構築」に加え、丸の内エリアは、複数の駅・路線が乗り入れしており、様々な方面から出入りできる。このように人々が集中する場所では、空室リスクを回避、賃料が下がりづらいなどの傾向がある。街並みや利便性を考慮して、物件購入を検討するのも良いだろう。