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中央区、人口増に拍車

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2018年5月21日

東京都中央区の人口増に拍車がかかっている。2017年1月、55年ぶりに15万人を超えた人口は1年4カ月で1万人増加。14日に16万人を突破した。区内では20年東京五輪後マンションに転用される選手村が建設されるなど人口増加はさらに増える見込み。区内は今夏にも住宅政策を転換して人口増を迎える方針だ。 14日時点の人口は住民基本台帳ベースで16万28人。月600人程度のペースで増えており年間5%程度の伸び率だ。区の人口は1950年代の約17万人をピークに減り続け、90年代には約7万人まで落ち込んだ。区は容積率の緩和でマンションなどの住宅建設を後押しする人口回復策を導入。その後は増加に転じ、17年1月に15万人台を回復していた。人口増の主因は東京への一極集中と、それを背景にした活発なマンション建設だ。区では臨海部などでマンションの建設が続く。晴海で建設中の東京五輪の選手村は、選手らの合宿施設が大会後に約5600戸のマンション群に転用される計画。22~23年頃から入居が始まる見通しで、1万人超が新たな住民となる。利便性が高い区内のマンション購入は若い世代が多い。ファミリー層の流入により、区の出生数は年々増加が続くであろう。 今後も、各区の人口増加の変動に注目していきたい。