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不動産投資における融資の審査基準、および住宅ローンとの違いにつきまして、前回のブログ(2021年4月19日不動産投資ローンの審査とは?融資を受ける前に知っておくべき5つのこと①)では、「1,個人の収入に関すること」、「2,個人信用情報に関すること」、「3,個人の金融資産に関すること」、についてご紹介しました。

今回はその続きとして、「4,不動産の担保価値や収益性」、「5,不動産投資ローンと住宅ローンの違い」についてご紹介いたします。

4,不動産の担保価値や収益性

金融機関が不動産投資ローンの審査をする際の基準としまして、購入する不動産の担保価値や収益性という点が挙げられます。
この点につきまして、以下の二つに分けてご紹介をいたします。

(1)不動産の担保価値

不動産を購入するために金融機関から融資を受ける際、金融機関はその不動産に対して「抵当権」というものを設定します。
抵当権とは「担保」のことを指します。

つまり、万が一、融資を受けた者が金融機関へその融資の返済ができなくなった場合、 金融機関はその不動産を売却することができ、そのお金を返済に充てることができます。

そのため、不動産の担保価値が低いと、不動産を売却した際に得られる金額が低いということになり、融資を受けにくくなるのです。

(2)不動産の収益性

不動産投資ローンの審査はその不動産の収益性を重視します。
収益性とは、その不動産がどれだけの利益を上げることができるのか、ということです。
融資を受ける者がその不動産から得る利益(家賃収入など)は不動産投資ローンの返済原資になるため、金融機関は高い収益性の見込まれる投資用不動産への融資を好みます。

5,不動産投資ローンと住宅ローンの違い

最後に、不動産投資ローンと住宅ローンの違いについてご紹介します。
不動産投資ローンも住宅ローンも、不動産を購入するためのローンという点では同じですが、以下3つの違いがあります。

(1)購入する物件

まず、購入する物件の用途が明確に異なります。

不動産投資ローンは「収益を得るための投資用物件」が購入対象であるため、購入した物件には住まないことが前提となります。

一方、住宅ローンは「自己居住用の物件」が購入対象であるため、購入した物件には購入者自身が住むことになります。

(2)金利

借入れ者・物件・金融機関などによって金利は変動しますが、相場は下記の通りです。

不動産投資ローン金利:2%~3%前後なことがほとんどです。
住宅ローン金利 :高くても1%台。
金融機関によっては変動金利で0.5%を下回ることもあります。

(3)審査基準

不動産投資ローンも、住宅ローンも、「不動産を購入する」という目的は同じです。 そのため、個人の収入や信用情報に関する審査基準に大きな差はありませんが、不動産投資ローンは「不動産の収益性が加味される」という点は住宅ローンとの違いとなります。

いかがでしたでしょうか?
不動産投資は金融機関から融資を受けて不動産を購入することがほとんどです。
そのため、金融機関が融資審査で何を基準としているか?
どのような判断をするか?という点を知っておくことは大切だと思います。

少しでも気になるような点がございましたら、お気兼ねなくご相談くださいませ。
不動産投資のプロフェッショナルとして、お客様一人ひとりに合わせた最適なご提案をさせていただきます。
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